宅建試験 全力で過去問を周回している受験生
【宅建 だから30点くらいで落ちる!】全力で過去問を周回している受験生。そのやり方には重大な欠陥があります。試験直前期にやるべき勉強法を初心者向けにわかりやすく解説します。
低レベルな目標設定を避ける
宅建の勉強を進めていくうえで、模擬試験で伸び悩みの壁に突き当たります。模擬試験で伸び悩む原因は、35点という低レベルな目標を設定してしまうからです。
宅建試験は50点満点の試験です。本試験では、宅建業法は20問満点で、法令上の制限・税金や免除科目は16問ありますが、10割を目標にしましょう。
権利関係の勉強は、宅建基本書を数冊、特に分からない部分の民法は口語民法を使います。宅建テキストは3冊(権利関係・宅建業法・法令上の制限等)でいいと思います。
過去問も15年分用意して、5年分は模擬試験に使います。5回やれば大体の自分の実力が分かります。あとは弱点補強します。宅建業法は何点 権利関係は何点 その他法令や免除科目は何点 などと設定してしまうと、その目標の点数を取るために必死になります。
つまり、35点目標にすると、合格は不可能な状態になります。このような低レベルの設定は絶対にしてはいけません。
- 権利関係 14
- 宅建業法 20
- その他法令や免除科目 16
権利関係の攻略を見直す
権利関係の勉強は、宅建テキストは情報量の多いものを使用して、基礎や用語の根本の理解は口語民法と併用していきます。
民法は、紙に書いた餅を覚えるのではなく、「実際自分がこうなったらどうなる」と、理解勉強することです。民法は、難しいといわれるのは、同じところが出ないからです。
宅建民法攻略法代用
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令和2年出題 |
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令和3年出題 |
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初出題 | ||
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民法 |
出題 |
民法 |
出題 |
民法 |
出題 |
民法 |
出題 |
権利能力 |
|
物 |
|
|
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無効及び取消し | |
1-2 |
24 |
86-1 |
22 |
100 |
21 |
120-1 |
28 |
3-1 |
25 |
87-2 |
25.27 |
100-1 |
26 |
|
|
3-2 |
3 |
|
|
100-2 |
|
|
|
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法律行為 |
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101-1 |
26 |
|
|
4 |
3 |
90 |
25 |
102 |
21.22.24.26 |
121 |
22.29 |
例えば、民法1-2(1条2項)平成24年に出題されましたが、以降は出題されていません。
民法3-2(3条2項)は令和3年に出題されています。これは初出題でした。
民法4(4条)は10年ぶりに出題されました。
この表からお分かりのように、翌年は出題されないことが分かります。