宅建試験の時間配分
試験構成と時間配分
宅建試験の概要
宅建試験は2時間で50問を解く試験です。
問題構成
- 権利関係(問1~14): 14問
- 法令上の制限(問15~22): 8問
- 税金(問23~25): 3問
- 宅建業法(問26~45): 20問
- 5問免除科目(問46~50): 5問
不動産大学では、宅建業法から解き始めることを推奨しています。権利関係から解き始めると時間がかかり、精神的に不利になる可能性があるためです。試験中の心理状態は点数に大きく影響するため、スムーズに解ける箇所から着手することが重要です。
理想的なペース配分
- ステップ1:宅建業法(問26~45)
時間: 30分~35分
目標点数: 最低18点(満点を目指す)
ポイント: 1問あたり1分半~2分で解く - ステップ2:税金(問23~25)
時間: 10分~20分
目標点数: 最低2点
ポイント: わからない問題は深追いせず、次の法令上の制限へ - ステップ3:法令上の制限(問15~22)
時間: 15分~20分
目標点数: 最低6点(できれば7~8点) - ステップ4:5問免除科目(問46~50)
時間: 約10分
目標点数: 全問正解を目指す - ステップ5:権利関係(問1~14)
時間: 30分~35分
目標点数: 9点(7点を下回らないことが重要)
分野別の目標点数
- 宅建業法: 18点以上
- 税金: 2点以上
- 法令上の制限: 6点以上
- 5問免除科目: 3点以上(全問正解が理想)
- 権利関係: 7点以上
合計目標点数: 38点程度(合格ライン)
その他の対策
- 模試の活用: 時間を計測し、分野ごとの解答時間を確認
- ストップウォッチの使用: 自分のペースを把握
- ワンブースト解法: 選択肢1が正解だと確信したら、他の選択肢を読まずに次の問題へ進むことで時間短縮
このペース配分はあくまで目安であり、個人の得意・不得意に応じて調整が必要です。重要なのは、本番で焦らず、自分のペースを守って問題を解き進めることです。