この記事では**原価法(不動産鑑定評価基準)**について解説します。
(※原価法=不動産を再調達した場合の原価を基準として価格を求める手法)
この記事でわかること
✓ 原価法の意味
✓ 積算価格の考え方
✓ 原価法の計算手順
✓ 出題頻度と重要ポイント
✓ 典型的なひっかけ問題
✓ 過去問の出題パターン
✓ 一問一答
出題傾向
出題頻度
★★★★☆
(頻出)
重要度
★★★★☆
(鑑定評価の基本三方式)
ポイント
原価法は、不動産鑑定評価基準における三方式の一つです。
「積算価格」を求める手法として毎年のように出題されています。
原価法とは
不動産鑑定評価基準では、
「対象不動産を再調達するとした場合に必要となる原価を求め、その原価から減価修正を行って価格を求める方法」
を原価法といいます。
原価法の考え方
同じ建物や土地を現在新たに取得・建築するとしたらいくら必要かを考えます。
そして、
経年劣化や老朽化などの減価分を差し引いて価格を求めます。
不動産鑑定評価基準における原価法
頻出条文
原価法によって求められる価格を
積算価格
といいます。
試験で覚えるポイント
原価法
↓
積算価格
という組み合わせは頻出です。
本試験で狙われるポイント
① 原価法→積算価格
★★★★★
→ 最重要
② 再調達原価
★★★★★
→ 定義問題で頻出
③ 減価修正
★★★★★
→ ひっかけ問題で頻出
最重要整理(超頻出)
| 手法 | 求める価格 |
|---|---|
| 原価法 | 積算価格 |
| 取引事例比較法 | 比準価格 |
| 収益還元法 | 収益価格 |
宅建試験ではこの対応関係が非常によく出題されます。
原価法の流れ
① 再調達原価を求める
↓
② 減価修正を行う
↓
③ 積算価格を求める
この流れは必ず覚えましょう。
よくあるひっかけ問題(3パターン)
① 原価法と収益還元法の混同
→ 賃料収入から求めると思わせる
実際:
原価法は再調達原価が基準
② 積算価格と比準価格の混同
→ 名称を入れ替えて出題
実際:
原価法→積算価格
取引事例比較法→比準価格
③ 減価修正を無視する
→ 再調達原価=価格と思わせる
実際:
減価修正が必要
過去問パターン
パターン①(基本)
原価法によって求められる価格は積算価格である
→ ○
パターン②(頻出)
再調達原価を基礎とするのは原価法である
→ ○
パターン③(ひっかけ)
原価法により比準価格を求める
→ ✕
積算価格を求める
一問一答
Q1:原価法で求める価格は?
A:積算価格
Q2:原価法の基礎となるものは?
A:再調達原価
Q3:減価修正は必要か?
A:必要
本試験での解き方
① 鑑定評価三方式を確認
↓
② 原価法か判断
↓
③ 再調達原価を確認
↓
④ 減価修正を確認
↓
⑤ 積算価格と結論付ける
まとめ
原価法で重要なのは次の3つです。
① 再調達原価を基礎とする
② 減価修正を行う
③ 積算価格を求める
この3点は宅建試験の頻出ポイントです。
セットで学ぶべき分野
・取引事例比較法
・収益還元法
・積算価格
・比準価格
・収益価格
結論
👉 原価法は「再調達原価-減価修正」で価格を求める手法
👉 原価法で求める価格は積算価格
👉 「原価法=積算価格」の組み合わせは本試験で最重要レベルの頻出事項
