はじめての宅建の勉強方法
宅建のスクール・予備校・学校に通った方がいいか?
今回は「宅建のスクールや予備校には通ったほうがいいのか?」という質問についてお話しします。この質問は以前から定期的に寄せられ、意外と相談が多いテーマです。そこで、今回の動画では、その判断基準を皆さんにお伝えしたいと思います。
まず最初にお伝えしたいのは、私が「スクールに通った方がいい」「通わない方がいい」といった結論を出すつもりはないということです。そうではなく、「スクールに通うべきかどうかを判断するための基準」を提供することを目的としています。
多くの方は、スクール・通信講座・独学のどれを選ぶべきかを考える際に、価格や内容を比較しますよね。例えば、
- 独学:費用は安いが、自分で学習を進めなければならない
- 通信講座:多少お金はかかるが、教材が一式そろっている
- スクール:講師の講義を受けられるが、さらに高額
このように、「どの選択肢が割安か」「A社とB社のどちらがコスパがいいのか」など、相対的な比較をする方が多いです。ですが、今回お伝えするのは、こうした相対的な比較ではなく、「全体的な視点からどの選択肢が自分にとって適切か」を考える方法です。この視点は意外と面白いと思うので、ぜひ最後までご覧ください!
スクールの価値をどう判断するか?
スクールに通う場合、「提供される価値が、その料金に見合っているか」を判断することが重要です。皆さんはスクールの提供する価値に対してお金を払うわけですから、その価値が妥当かどうかを見極める必要があります。
では、どうやって判断するのか?
まず、スクールのサービス内容をしっかり確認する必要がありますよね。それに加えて、スクールが提示している料金(7万円~15万円程度)の内訳を知ることが大切です。例えば、「授業料5万円」の内訳がどうなっているのか?という視点を持つと良いでしょう。
経営者やビジネスパーソンはこうした視点を持つことが普通ですが、会社員の方や学生の方はあまり考える機会がないかもしれません。ですが、この考え方を持つことで、スクールの価値をより適切に評価できるようになります。
スクールのメリット・デメリット
【メリット】
- 学習環境が整っている
スクールには教室があるため、勉強する場所を確保しやすいです。最近では、自習スペースを提供しているスクールもあり、集中して学習できる環境が整っています。 - 講義形式で学べる
独学や通信講座では、自分でテキストを読んで学ぶ必要がありますが、スクールでは講師が言葉で解説してくれます。聞きながら学習できる点はメリットですね。 - 質問できる場合がある
スクールによっては、講師に直接質問できるシステムがあります。ただし、すべてのスクールが質問対応をしているわけではありません。例えば、ある大手スクールでは講義がDVD学習のみで、質問対応がないというケースもあります。そのため、スクールを選ぶ際は事前に確認することが重要です。
【デメリット】
- 「勉強した気」になってしまう
これは一番怖いデメリットです。スクールでは、講師の話を聞いてノートを取るという受け身の学習スタイルになりがちです。すると、「勉強している気分」になってしまい、実際には知識が身についていないことがあります。これは非常に危険な落とし穴です。 - 勉強方法を教えてくれない場合がある
宅建試験は範囲が広く、覚えるべき知識も多いです。しかし、スクールでは「どのように勉強すればよいか」という学習方法を教えてくれないことがあります。講義の内容や過去問の解説はしてくれても、効果的な勉強法を指導しない場合が多いです。実は、この「勉強法」を知ることが、合格への近道だったりします。 - 学習のスピードを調整できない
スクールの授業は一律のペースで進みます。もし授業についていけなくなると、そのまま遅れが積み重なってしまいます。一方で、最近はDVD学習を取り入れているスクールもあり、その場合は自分のペースで進めることが可能です。しかし、その場合でも自己管理が必要で、ついダラダラしてしまうリスクもあります。試験直前になって「間に合わない!」と焦るケースも少なくありません。
まとめ
スクールには、学習環境の整備や講義形式のメリットがある一方で、受け身になりがちで、勉強方法を教えてくれないデメリットもあります。また、料金が適正かどうかを見極めることも重要です。
「スクールに通うべきか?」の判断をする際には、単に価格やサービスの比較だけでなく、提供される価値が自分にとって適切かという視点を持つことが大切です。
この考え方が、皆さんの学習選択の参考になれば幸いです!ぜひ、自分に合った学習スタイルを見つけて、宅建試験の合格を目指しましょう!