宅建試験で得点を3~5点伸ばす方法とは?
棚田行政書士の不動産大学のコラボ紹介
宅建試験は問題の解く順番がある。
試験科目 | 出題数(問) | 問題番号(問) |
権利関係 | 14 | 1~14 |
法令上の制限 | 8 | 15~22 |
宅建業法 | 20 | 26~45 |
税金 | 3 | 23~25 |
免除科目 | 5 | 46~50 |
- 宅建業法を解く
- 最後に権利関係を解く
宅建試験問題を「始めと言われて、一問から始めると必ず落ちます」
覚えておいて欲しいのですが、試験は脳みそをフル回転するためのスポーツなんですよ。
毎年、宅建試験に落ちているという方の話を聞きますが、共通することが一点あります。何かと言うと、試験を受ける時に試験官が、「はじめ」という時に、【問1】からそのまま始める人が結構いるんですよね。
それが落ちている原因です。「宅建試験に合格するという確率は、ほぼ下がります」ということで、試験の難易が上がっちゃいます。
実は、宅建の試験というのは、難易度高くするために色々試験自体に細工がされているわけです。
宅建試験に合格するためには、これを知っておかないと、自分自身が「宅建の難易度が上がっている」ということに気が付かないんです。この話を聞いていただければ、得点が3から5点は乗せることができます。
民法というのは、暗記したものをそのまま解けると言う問題じゃない。
宅建のジャンルは、1から14が権利関係が出題されています。権利関係というのは、基本的には民法なんです。ある程度、応用が効いているので考えなきゃいけません。
考えて、問題を解いていかなければいけないので、1問あたりの時間が他のジャンルより長くなります。宅建試験で一番難しいところは、権利関係です。
法律関係の勉強をしていた方や、大学で勉強していた方は別ですが、それ以外の関係の方は、権利関係というところはあまり学んでいないから難しいです。
その難しい問題では、法令の応用が効いて、ある程度脳みそが付加されている状態やないといけません。
車の場合、いきなりアクセルをベタ踏みした車で驚くのと一緒なんです。自分の脳みそも始まった瞬間にアクセルがベタ踏みされ、権利関係に突入すると一気にペースが乱されます。
そうじゃなくて、宅建業法のような楽な分野から始めて、自分の脳みそのペースを作ってあげてから、一番難しい権利関係を最終的に解いていくようにすれば、いつでも解けないような問題でも、なんとなく解けるようになります。
ほとんどの方は、1問から14間でペースを乱してしまうので、難しい問題に直前すると、どんどん時間が過ぎていってしまい。
「どうしよう、どうしよう、やばい、やばい」と思ってるうちに、脳みそにブレーキがかかります。そして、
ぺースが悪くなって精神的にどんどん焦ってきます。
そうなると、法令上の制限に入っても、リラックスしていれば本来は解ける問題でも、ペースを乱されていますので、解ける問題も凡ミスをして得点を落としてしまうことになります。
もう、そこで、「今年も落ちるんじゃないかな」と、いろんなことを考えてしまいます。
完全に集中力が乱されるわけです。本来は解ける問題なのに難しく考えて、あべこべに解けなくなってしまいます。
試験出題者側の意図にばっちりと、ころがされてる
宅建の出題者側は、なんで最初に権利関係を持ってくるか。こちらを考えた方がいいです。権利関係を最初に持ってきているのは、そこで受験者のペースを一気にかき乱し得点を落とそうとしていいます。それ以外に考えられないです。これは、最初から仕組まれていますね。
宅建業法が満点取れるかどうかで合否が決まる。
宅建業法というのは、宅建試験では得点源なんですよ。簡単に言いますと、20問出題されるんですけども、ほぼ暗記問題でちゃんと勉強していれば、20問全問正解できるんですけども、正解しないと宅建試験合格には難しくなります。
宅建業法を得点できるかどうかで、宅建試験が合格できるかがほぼ決まります。本来であれば、宅建業法20問正解しなきゃいけないのですが、最初の権利関係で混乱させられて、さらに法令上の制限で、ぐちゃぐちゃになってしまいます。それに加え税金でよく分からない問題が3問出てくるので、とどめを刺されてしまいます。
「落ちるんじゃないか」と最悪な精神状態になります。脳みそが、ぐちゃぐちゃにかき混ぜされた状態で、宅建業法に入っていくことになります。そうすると、本来であれば、ちゃんと勉強しているから、20問正解できる問題も、16問、15問とか14問と変な風に得点を落としてしまうことになります。
試験終わった後に自己採点していると、「なんで、ここを間違えたんだろう」と思うことあります。落ちた人は、絶対あると思います。「ここ勉強したのに、何で間違えたんだろう」
必ず何問あるかと思うんです。こうなっちゃう原因は、試験のペースをこの仕掛けでかき乱されているんですね。
自分の脳みそをうまく試験のペースに乗せるには?
自分の脳みそをうまく試験のペースに乗せてあげる。宅建の試験では、とっても重要になってきます。
試験というのは、脳みそをフル稼働させるスポーツなんですよ。合格するためには、脳みそがどれだけ効率よくリズムよく動くようにできるかということが一番重要なんです。
宅建試験、当日に自分の能力を出し切るためには、10以上のものを出そうとするには、とにかく簡単な問題を解いていくことです。「始め」と言われた時に一気にページを、ばーっとめくって26問から始めるんです。宅建業法が終わるところまで一気に行っちゃうんですよ。
もともと楽な問題ですから、一気に出来てしまいます。そこで、「今年はいけるんじゃないか」と、自分の精神的にも、そういう風に思って、いい風に持って行きます。脳みそは、効率よく、リズムも調子良くなったところで法令上の制限に戻ります。
法令上の制限が終わったら次税金をやって、最後に権利関係に戻ります。そういうことです。ごくいいペースになります。ということで、スポーツも同じように1点入ると、一気に試合の流れが変わるではないですか。よし行けるかと思って、こういうことで集中力がどんどん高まるわけです。
自分のとって、良い流れになると集中力も高まっていって、能力以上のものが出ることになります。だから、試験で合格するためには、攻略する方法は色々ありますが、宅建の場合は、とにかく26問から始める。これによって一気に脳みそにブースターがかかるんですよ。
始まった、瞬間に自分の得意としている易しい分野から始めることにより、脳みそにブースターがかかります。良いペースになったところで、法令上の制限とか税金とか難しいところに行っても、そのままパート行けるわけです。これが非常に重要なんです。これをやることによって合格しやすくなるんです。